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「王妃は部屋でパンに蜂蜜をつけて食べていた」 ヴァレンタイン・キャメロン・プリンセプ 1859年制作 マンチェスター市立美術館所蔵
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この絵を見てまず思い浮かべるのはロセッティの名でしょう。 豪華絢爛な衣装をまとった官能的な美女が鮮やかな固有色で描かれています。 この画風はまさしくロセッティのものです。 でも実はこの絵の作者は彼ではないのです。 この作品を描いたのはヴァレンタイン・キャメロン・プリンセプという画家なのです。 ロセッティはラファエル前派の創始者であり、その影響を多くの画家たちに与えました。 プリンセプもそのうちの一人でした。 これはその影響が最も顕著に現れている彼の初期の作品です。 派の特有さである閉ざされた空間や中世趣味、そして細部に渡るきめ細やかな配慮なども見られます。 タイトルにつけられている「王妃は部屋でパンに蜂蜜をつけて食べていた」は伝承童謡「6ペンスの歌」からの引用となっています。
王は会計院で自分のお金を数えていた。 王妃は部屋でパンに蜂蜜をつけて食べていた。 女中は庭で洗濯物を干していた。 そのときクロウドリがやってきて彼女の鼻をついばんだ。
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