海外ドラマブームの火付け役ともいえる超人気ドラマ作品。 1993年から2002年までの約10年間に渡って放映された。 シリーズは9章まで。ストーリーは全部で201話ある。 また昨今は海外ドラムブームにのっとってか、劇場版映画が公開された。 シリーズ終了から6年ぶりの復活(?)である。 昨今たくさんドラマが放映されているが、「Xファイル」を忘れるな!という製作者スタッフらの誇示だろうか? ま、意図が何であれ、超がつくほどの長い連続放映と2回に渡る劇場公開という事実からでも、本作品が絶大な支持を受けているドラマであることは明白である。 確かにこのドラマは面白い。また魅力的な要素がたくさん詰まっている。 が、いかんせん長すぎる。 実をいうとわしはこの作品をシーズン6までしか見ていなかったりする。(それでも139話あった) 途中、見るのに疲れてしまったのだ。 だから最後どうなったのかわからない。 口コミレビュー等を見てみると、あまりすっきりしないラストらしいが・・・。 続編を意識しての終了なのだろうか?(近年劇場公開してるし) 最後まで見ていないからなんともコメントできないのだが・・・(してるか)。
本作品は1話完結型。ひとつの事件が1ストーリーになっているのである。 それが201話あるのだ(時折続いている話もあるが)。 これを最後まで見るとなると、相当の根性がいる。 「24」や「LOST」のように連続性のドラマなら一気に見ることができるが、前述したように本作品は1話完結型である。 だから途中食傷気味になってしまうことも否めないのである。 また回によって面白いときそうでないときもあるし・・・。
そんなこのドラマはどんな内容かというと・・・。 科学が発達した現代においても、理屈では考えられないような怪奇現象が存在する。 実際に全米の各地で不可思議な現象の事件が起こっている。 これらの事件を解決する部署がFBI内に創設された。 それがタイトルにもなっている「Xファイル」事件である。 つまり、どこにも分類できない事件、ということである。 そしてその部署に配属されたのが、モルダー捜査官とスカリー捜査官である。 この二人がコンビを組み、次々に難事件に挑んでいく・・・といったお話である。 ま、知る人ぞ知るオタク雑誌「ムー」の映像版ともいえるような内容だ。 だからストーリー上には、すべては空想の産物だったと思われるような存在が登場してくる。 吸血鬼・ゴースト・悪魔・妖精などなど。 中でも最たるのはUFOであろう。 物語の主人公の1人モルダー捜査官は実はUFOの存在を信じていた。 そのため彼はオックスフォード大を卒業したイケメンなのにも関わらずFBI内では変人扱いされていた。 だからこそどこにも分類できない「Xファイル」事件を担当させられるハメになったのだが・・・。 対するスカリー捜査官は医師免許を持つ理知的な捜査官である。おまけにかなりの美貌だ。 FBIはモルダーの時として行き過ぎる言動を抑制させるために、理性派の彼女をパートナーにさせたのである。 UFOの存在を信じてるなんてモルダーってかなりのオタク・・・?と思いきや、これには理由があった。 彼は10数年前に失踪した妹がいたのだ。そして現在においてもその行方は知られていない。 彼が捜査官になったのは、この妹を探すためにあった。 失踪の原因――理由は不明であるが、妹がいなくなったときはどうやら普通の状況ではなかったらしい。 記憶が定かではないが、どうも宇宙人に連れ去られたらしいのだ。 そして彼はどうやらそのとき現場を目撃しているらしい。 「らしい」というのは、そのときの記憶が曖昧になってしまっているからだ。 そのときの情景は断片的にしか思い出せず、何故か記憶が鮮明ではないのである。 当時彼は15歳くらい。分別のつく年齢だ。 妹の失踪が原因で精神的なダメージを受けたせいだと周囲から言われているが、実はこれも宇宙人の作為によるものらしい。 が、こんなことをいっても本気にしてくれる人はいない。 また妹は結局行方不明のまま捜査を打ちきりにされてしまったのだ。 だから捜査官になった今も彼は妹を連れ去った宇宙人(?)を追跡しているのである・・・。
本作品はいわばこの”UFO”が基調となっている。 それはつまり「異星人は存在するのか?」という主旨の問題提議である。 本作品では異星人は存在し、実は米国はこの事実をとうの昔から知っていて、そして世間から隠蔽している・・・ということを暗に匂わしている。 また米国軍や国防省はひそかに宇宙人とつるんでいたりする・・・ということも暗示させている。 モルダーとスカリーは「Xファイル」に分類される不可解な現象の事件を解決しながら、その事実に近づいていく。 隠された真実が見え隠れし、それがまた視聴者の心をくすぐる。 そしてやがて妹の失踪の原因が明らかになってくる。 なんとそれは米国政府の陰謀に関わっているらしいというから驚きではないか。 また今は亡き彼の父親もそれに絡んでいるようなのだ。 そしてすべての真実を知り、陰で米国を動かしていた存在も彼らの前に登場してくる。 米国は何かを隠している。それが何かはわからないけれど、でもそれがとてつもなく大きな大変な事だということは、わかる。 見えそうで見えない真実や因果関係。そして時折かいま見える宇宙人の存在。 これらの複雑な相互関係の糸がストーリー内において見え隠れして、かなりもどかしい。 が、それが物語の醍醐味にもなっていたりするのだ。
謎を追うモルダーとスカリー。 彼らは真実を見つけることができるのか? そして生き別れの妹と再開することができるのか? また「宇宙人は存在するのか?」という全世界の人間が思っている疑問に本作品は答えてくれるのだろうか?
とりあえずわしがしなければならないのはこのドラマを最後まで見ることである。 それにしてもオタクって世界中にいるのね。
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