続編を・・・!続編を・・・!ぜひ続編を・・・!! こう思っているのはわしだけではないハズ。 いくらなんでもこんな終わり方ないよう。 vol.13までのストーリーを見終わってから時がたち、なかなか続編が出ずオカシイと思っていたら打ち切りのニュースが・・・。 なぜ!?こんなに面白いのに・・・。 「○イントプレザントの悪夢」や「4○00」のように視聴率が悪かったわけでもない。 本作品は人気ドラマ「Xファイル」の監督でもあったR.W.グッドウィンも指揮にあたった。 宣伝はかなり誇大だったけど、それに見合った――いやそれ以上の内容だった。 発想が奇抜な上、展開もスリリングでスピーディーで目の話すことのできない本当に面白いドラマだったのだ。 打ち切り発表後には米国で続編の制作を望んだ運動が起こったらしい。 が・・・。続編制作はやはりかなわぬ夢となりそう・・・。ヒドイよ、畜生。 出演者のギャラへの不満とか制作スタッフの内部分裂とか・・・。 でも視聴者にはそんなこと関係ない。どーでもいーんだ、そんなこと。続編つくってくれよう。
そんなこの「トゥルー・コーリング」は、一風変わったサスペンスドラマである。 どこが変わっているのかというと・・・。主人公トゥルーは特殊な能力を備えているのである。 それは生まれもってのものではない。ある日何の前触れもなく突然覚醒した力である。 その能力とは――「死者の助けを呼ぶ声」が聞こえるというものだ。 と、こう書くと普通(?)のオカルトストーリーじゃん、と思う人は多いだろう。 が、主人公は死者と対話するエクソシストではない。 またそれに即したストーリーでもない(つまり除霊を生業とする霊媒師的な話)。 死んだ人間が彼女に向かって「助けて!」と叫ぶと、なんとその日一日が戻ってしまうという能力なのだ。 つまり死んだ人間が生きていた前日まで時が遡るのである。 それはどーしてなのかというと・・・。 主人公トゥルーがその死んだ人を突然の死から救わねばならないためにである。 そのために死者がその死に直面する1日前の時にまで戻るのである。 とはいえ、トゥルーは23歳の普通の医学生。 時をもとに戻すことはできても(これも自分の作為によるものではない)、他はいたって普通の女性なのである。 超能力者でもなければ、捜査官でもない。 しかも死んだ人間のことなど何一つ知らない、また死んだ人間も自分のことを知らないときてる。 タイムリミットはたったの一日。 それだけで死者が死んだ原因を突き止め、その死となる原因から遠ざけて死から救わねばならないのである。
物語は一話完結型で進行する。(Xファイル同様1話につき1事件のストーリーとなっている) 「死者の声」が届くたび時が戻り、彼女は「死ぬ運命」だったはずの人間を”死”から救っていく。 それも自らの生活を犠牲にしながらである。 そんな救済の日々を送っていくうちに、やがて彼女の周囲に彼女の能力を理解した良き協力者も出現する。 それが弟のハリソンや同僚のデイビス(死体安置所勤務)である。 彼らから絶大な協力を受けることができるようになったトゥルーは、さらに死者を死から救っていくことに邁進していく(というかせざるをえない)。 そしてそうしていくうちにこの力にはある大きな秘密が隠されていたことがわかってくるのだ。 その秘密とは・・・。それはこの特殊な能力は今は亡き母親から受け継がれたらしいということである。 そしてさらには母親の死はこの力が原因となっているらしいのだ。 またその死には実は父親も関係しているらしい。 しかも恐ろしいことに母は父に殺されたようなのだ。 そんな秘密が少しずつ見えはじめてきたころ、なんと彼女と同じ能力を有した男が登場するのである。 が、この男は彼女とは違い、死者の声を聞いて時が遡っても死者を救おうとしないのだ。そのまま見捨てているのである。 彼が言うには「死」は運命であり、それを覆すことは神の摂理をねじまげることなのだそう・・・。 そんな信念を持った彼はトゥルーの死者の救済を妨害しはじめる。 そしてトゥルーと対立するようになるのである。しかし何故!? それはどうやら彼は実は母の死に関係しているかららしいのだ。 そしてなんとまた彼は父ともつるんでいたりもしていた。 過去彼らがなんらかの因縁にあったのは相違ない。 それはいったい何なのか?そしてこの力はいったい何のためにもたらされたのか・・・? これから先トゥルーはどうなるのか・・・? と、そんな謎を視聴者に残したまま、シリーズが終了してしまったのである。 謎を謎のままで終わらせるなんてひどい! ちゃん見せてよう! トゥルーちゃん、かむばーっく!
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トゥルー役のエリザ・ドゥシュクが出演してます・・・。 |
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