THE LION KING

 

From the day we arrive on this planet

And blinking, step into the sun

There is more to see than can ever be seen

More to do than can ever be done

 

Thete is too much to take in here

More to find than can ever be found

But the rolling high

Thriugh the sapphire sky

Keeps great and small on the endless round

 

It's the circle of life

And it moves us all

Through despair and hope

Through faith and love

Till we find our place

On the path unwinding

In the circle of life

 

It's the circle of life

And it moves us all

Through despair and hope

Through faith and love

Till we find our place

On the path unwinding

In the circle

The circle of life

 

(from Circle of Life)

 

 

今日、動物王国に一匹のライオンの子供が誕生しました。

彼の名はシンバ。この王国の王ムサファの息子です。

だからシンバはこの国を治めることが将来約束されています。

そのため未来の国王の誕生を祝う儀式が開催されることになりました。

動物たちは、彼の誕生を祝福し、またその成長を祈りました。

しかしながら一匹だけ儀式に参加しなかった動物がいました。

その動物の名はスカー。王であるムサファの弟です。

彼は自分が王になれないことをひがみ、また妬んでいたのです。

彼の心はどす黒い野望でいっぱいでした。

ある日、ムサファはシンバと一緒に外の世界を見るために出かけました。

そしてムサファはシンバに教えました。

今見ているこの地は将来すべてお前のもになるだろう、と。

しかしシンバは肝心なことを理解しませんでした。

彼は世界のすべてを所有できるのだといううぬぼれた考えを持ってしまったのです。

そして鼻持ちならない態度を取るようになりました。

自然、スカーの心根は悪くなっていきます。

彼はひそかにシンバを殺してしまおうという考えを持つようになってしまうのです。

スカーはシンバに象の群れの場所を教えました。

シンバはそこに行ってみたいと思いました。

何故ならば彼は若くて好奇心旺盛だったからです。

しかしスカーが教えたその場所はムサファから決して行ってはいけないといわれていた場所でした。

シンバは父親との約束を破り、嘘をついて友人のナラとともに象の群れのいる場所に向かってしまいました。

彼らが到着したとき、そこにはたくさんのハイエナがいました。

シンバとナラを見つけたハイエナたちは、彼らを食べてしまおうと目論見ました。

シンバとナラは逃げ回りました。殺される――と、そのときライオンの獰猛な咆哮があたりに響き渡りました。

ムサファです。

シンバとナラを追っていったオウムのサズーから報告を受けたムサファが駆けつけてきたのです。

ムサファはハイエナたちを攻撃し、そして息子を助け出しました。

彼らは無事に家に戻ることができました。

シンバは王である父に敬愛ち偉大さを感じました。

スカ―の作戦は失敗しましたが、彼はあきらめません。

今度は、彼ははシンバを呼び出し、彼にどこかで自分を会うことを頼むのです。

シンバはそこで叔父であるスカ―を待っていました。

と、遠くから恐ろしい轟音が響き渡ってきました。

それはだんだん彼に近づいてきました。

それはヌーの大群でした。もの凄い数です。

まるで津波のようです。シンバは驚いて逃げました。

大群は彼を巻き込んで踏みつけます。

スカーはハイエナにヌーに踏みつけるように命令したのです。

スカーはシンバを事故に見せかけて殺すように仕向け、自分が王になろうとしたのです。

それに気づいたムサファは再びシンバを助けますが、彼はヌーの大群の渦に巻き込まれてしまいました。

しかし彼は何とかそこから抜け出し、そして崖に移動しました。

そこにはスカーがいました。

ムサファはスカーに助けを求めます。

しかしスカーはムサファをなんと崖から突き落としてしまうのです。

ムサファは再びヌーの大群の渦に巻き込まれてしまいました。

もはや誰も彼を救ってくれるものはいません。

ヌーの大群が去った後、ムサファは傷つき目を閉じて横たえていました。

シンバは彼に近づき、話しかけますが、彼は応えません。

しかし彼は目を開けませんでした。

彼は必死に助けを呼びました。

しかし彼の声は虚しく木霊するばかりでした。

そしてスカーが彼の前に現れました。

彼はシンバにムサファを殺したと責めました。

シンバはスカーから王国から出て行くように命じます。

シンバは外の世界に追いやられてしまったのです。

世界の外に走り出た彼は倒れ伏してしまいました。

と、そこに二匹の動物が彼の前に現れました。

ティモンとプンバです。

シンバは彼らに助けられました。

彼は彼らに生きることの意味を教えられます。

そして彼は彼らとともに生活し始めました。

それはとても楽しい日々でした。

しかし彼の心の奥底は傷ついたままでした。

彼の父親は彼のせいで死んだのですから。

ある日一匹のメスライオンが彼らの前に現れました。

メスライオンはティモンとプンバを追いかけました。

そこにシンバが現れ、激しく戦いはじめました。

そうしているうちに気づいたのです。

それはかつての自分の友であったナラだということに。

そしてナラもシンバに気づきます。

二匹は昔を懐かしみました。

そしてナラはシンバに王国へ戻ってくるように言いました。

王国ではスカーが王になり、ハイエナを従えて燦燦たる状況だったのです。

彼女は王国の外へ助けを求めにやってきたのです。

しかしシンバは故郷に戻ることを拒否しました。

自分が父親を殺してしまったことに罪悪感を持っていたからです。

そのことをみなに知られるのが怖かったのです。

しかし彼は周囲の仲間から励まされ、ナラとともについに故郷に帰ります。

彼らの戦いが始まりました。それは激しい戦いでした。

ついにシンバはスカーと再会します。

そしてシンバはそこで真実を知るのです。

ムサファを殺したのは実はスカーであったということを。

シンバは怒り、スカーを崖から突き落としました。

悪い王は消え、故郷に平和が訪れました。

シンバがこの国の真の王者となったのです。

それは新しい世界の誕生でもありました。

 

 

Ibabeni njalo bakithi

Ninga dinwa

Ninga phelelwa nga mandla

Siya ba bona

Bebe fun' ukusi xeda

One by one

 Sizo nqoba

One by one

Ngeke ba lunge

One by one

 

Sizo nqoba

Ngoba thina

Siya zazi

 

Ngoba thina

Siya zazi

 

Zobona baybaleka

Zobon, zobona

Zobon, zobona

Zobon, zobona

zobon

Amagwala

 

Ibala lami

Elimnyama

Ndiya zidla ngalo

 

Ibala lami

Elimnyama

Ndiya kufa nalo

 

Ibala lami

Elimnyama

Ndiya zidla ngalo

 

Kumnandi

Kwelakith Eafrica

 

(One by One)

 

 

世界数カ国で上演されている大人気ミュージカルである。

このミュージカルを見たことはなくともストーリーは知っている人は多いだろう。

あるいはストーリーは知らなくともタイトル名を知らない人はほとんどいないはずだ。

日本では劇団四季が公演し、ロングランの人気を誇っている。

今年で13年目(2013年現在)になり、この作品の鑑賞は学校行事の一環としても導入されている。

いわば国民的人気のミュージカルなのである。

本作は大人も子供も楽しんで見ることができる素晴らしい演出となっているためであろう。

つまりすべての人間が同じ部分に感動することができるのだ。

「よいミュージカル」の見本ともいえよう。

人間がまったくでてこないストーリーだというのに。

わしがこのミュージカルを初めて見たのは開園されてからずいぶんたった時分だった。

日本公演5年目くらいのころであろうか。みながこのミュージカルを見ようとやっきになっていた熱気がちょうど冷めてきた頃合いだ。

最初にこのミュージカルを見たのは日本公演でなくNYであった。

NY滞在時に見たのである。当初このミュージカルは見る予定ではなかった。

日本にいたときに観劇好きの友人からこの作品の評判が芳しくなかったからである。

みな口を揃えて「違和感がある」というのだ。

歌や踊りは素晴らしいのだが、どうも色彩演出の色彩が受け付けられないらしい。

だがせっかく本場のアメリカにきたことだし、一度くらいは見ておこう、と軽い気持ちで全く期待せず、一番安い35ドルのチケットを購入して観劇した。

尚、NYでの「ライオンキング」は非常に人気が高く(チケットを入手できないというほどではない)、ほぼ毎日の公演のチケットは完売状態だった。

そして観劇した人の評判はすごぶる高い。

同じ演目なのに日本とどうしてこんなに違うのだろう。「???」と思いながらわしは水曜日のマチネで見ることにした。

一番安いチケットなので席は当然のごとく後方。しかも3Fである。

公演される劇場の名はアムステルダム劇場というのだが、ここはでかい。本当にでかい。劇場のための劇場といっても過言ではない。

わしの座った3Fの席は、椅子が椅子が前のめりになっていた。どの席からでもよく見えるようにとする劇場の工夫であろう。

おかげで舞台がよく見えた。高くて少し怖かったけど。

また舞台だけでなく会場全体がよく見渡せた。

場内は家族連れが多かった。ディズニーものだから客層がそうなるのは必然か。だから騒がしくもあった。

と、場内をまっすぐにかけぬける叫び声(あるいは遠吠え)が聞こえた。

ラフィキの声である。彼のその声に呼応していくつかの動物とたちが応え始めた。

そして動物たちが会場内へ入場し、ラフィキのいるステージに向かっていったのである。

これは度肝を抜いた。ほんとに抜いた。

開いた口がふさがらないというのを生まれてはじめて経験した。

一瞬にして会場がアフリカのサバンナと化したのである。

また自分もサバンナの住民になったような錯覚さえも覚えた。

物語冒頭は王の子、次代の王の誕生を喜ぶ動物たちの祝祭である。

胸の真ん中を大砲で打ち抜かれたような衝撃を受けた。

主格となるのはもちろんライオン。

その他舞台にはほとんどすべての動物たちが登場する。

限られた空間であるのにも関わらず、舞台を通して果てしない世界が広がっている。

舞台の上を動物が、植物が跳んで、謳う。

まるでそれが生きることの証であるかのように。

生命のリズム、脈打つ鼓動、高鳴る心臓。それこそが音楽なのだ。

彼らは自然に従い、ありのままに生きる。

それが2時間弱繰り広げられる。

物語の展開はスピーディーな上、場面の切り替わりのタイミングも絶妙。

そして耳慣れた音楽や細かな演出などとあいまって最後まで目がはなせず飽きることなく見ることができる。

何より登場動物たちの動きの機敏さと鮮やかな色彩にはハッとさせられる。

また激しいリズム音が自分の中にある生命のリズムと呼応しているのだ。

動物が謳う。植物が謳う。そしてみなひとつになっていく。

これがライオンキングなのだ。

 

 

Ndabe zitha

Nkosi yethu

Mholi wezwe lethu

 

Lefashe la bonata rona

Lea halalela

 

Busa le lizwe bo

Busa le lizwe bo

Busa le lizwe bo

Lethu busa ngoxolo

Is'kharthi sifikile

Is'khathi busa iyo

Is'kharthi sifikile

Busa lonhlaba

 

Is'kharthi sifikile

Is'kharthi sifikile

Busa Simba

Busa Simba

 

Hem na iyo

Hem na iyo

Hem na nkosi bo

Busa simba iyo

 

Hem na iyo

 

Hem na iyo

 

Hem na nkosi bo

Busa Sinma iyo

 

Ubuse ngo thando

Ubuse ngo thando

Ubuse ngo xolo

Busa simba, busa Simba

 

Ubuse ngo xolo

Ubuse ngo thando

Ubuse ngo xolo

Ubuse ngo thando

Ubuse ngo xolo

 

Till we find our place

 On the path unwinding

In the circle

The circle of life

 Circle of life

 

(from King of Pride Rock/Circle of Life(Reprise)

 

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