Sophie Anderson

ソフィー・アンダーソン

フランス パリ出身

1823-1903

ラファエル前派

 


 

 

”妖精”

制作年代不明

個人蔵

 

 

 

 

 

 

ソフィー・アンダーソンは19世紀に活躍した女流画家です。

その彼女は1823年にフランス人の建築家とイギリス人の画家の娘としてパリに生まれました。

25歳のときまでパリで暮らしていましたが、勃発した2月革命の混乱を避けるために1848年に一家でアメリカに移住します。

その翌年にやはり同じ画家であるワルター・アンダーソンと結婚しました。

アメリカでは夫婦揃って画業を行い、肖像や挿絵を描いて生計を立てました。

1854年には母親の祖国であるイギリスに戻ります。

しかしその十数年後、今度はイタリアのカプリ島へ渡ることになります。

健康が思わしくなかったため、風光明媚な土地で療養せざるを得なかったのです。

夫妻はその地で20年以上にも渡って滞在しました。

晩年は再びイギリスに戻り、1903年の没するときまでそこで暮らしました。

 

ソフィーは独学であったのにも関わらず、その実力と人気は夫よりもはるかに上回っていました。

彼女の描いた多くの子供の画は非常な人気で、当時の雑誌に複製として掲載されたほどです。

また1870年に描いたアーサー王伝説を主題にした作品「エレーヌ」は、展示した後すぐにリヴァプール市立美術館に買い上げられています。

これは当時の女性画家としては特異なことでした。

 


前画面へ