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ベルト・モリゾは印象派を代表する女流画家です。
その彼女は1841年にフランスのブールジュで生まれました。
母親は18世紀最高の官能派であるフラゴナールの遠縁にあたります。
また上流階級の出身であり、芸術的資質には早くから目覚めました。
最初はアカデミックな画家ショカルヌに学びますが、その後はアングルとドラクロワの弟子であったギシャールから指導を受けるようになります。
更にそのギシャールの紹介でコローに師事するようになり、戸外制作の風景画を描くようになりました。
そして1867年頃に、ルーブル美術館に模写に通っていた時代に知り合ったファンタン=ラトゥールを通じて、エドァール・マネと交友関係をもつようになります。
モリゾは彼の絵のモデルをしたことでもよく知られていますね。(参照:すみれのブーケをつけたベルト・モリゾの肖像)
彼女は彼の画風から大きな影響を受けました。
そして1874年には彼の弟であるウジェーヌと結婚するのです。
モリゾの作品の真骨頂は、身近な人々の日常生活のなかのさりげない姿にあります。
特に母子像や娘を描いた作品は、女性らしい繊細な感性が認めらました。
また透明感のある色彩と素早く流麗な筆致の特色の様式は、生涯一貫しています。
1864年にサロンに、初入選してから出品をし続けます。
そして印象派が始まってからは、最も熱心な参加者の一人となりました。
1879年の第4回展を除く、全ての印象派展に出品したのです。
第1回目には油彩4点、パステル2点、水彩3点の計9点を送りました。
「ゆりかご」「読書」「かくれんぼ」などの作品は、微笑ましい家庭的な主題を洗練された筆遣いで表現する彼女の特徴がよく表れています。
これらの作品は批評家たちからも好意的に受け止められて、彼女の代表作品にもなっています。
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