Maurice Denis

モーリス・ドニ

フランス グランヴィル出身

1870-1943

 ナビ派

 


 

 

”ミューズたち”

1893年

オルセー美術館所蔵

 

 

 

 

19世紀末、フランス・パリにおいて前衛的な美術家のグループ「ナビ派」が結成されました。

モーリス・ドニはその派の中心となった画家です。

その彼は、1870年にフランスのグランヴィルにて誕生しました。

1882年から1887年まで、リセ・コンドルにてアカデミックな教育を受けます。

その後、パリのアカデミー・ジュリアンに入門しました。

そこで彼はポール・ゴーギャンに傾倒していたセリュジエ、ヴィヤール、ボナール、ルーセルらの若い画家たちと知り合います。

そしてドニは彼らとともにそのナビ派を結成するのです。

1890年になると国立美術学校へ入学し、その同年には美術史上にナビ派のマニフェストを発表し、グループの中心となって活躍します。

彼はアングルとプッサンの画業から多くを学びました。

また音楽にも親しみ、豊かな教養をもっていたため、絵画制作だけではなく、舞台装置、ステンドグラス、陶芸などの創作活動も行いました。

その他、芸術理論家としても活動し、彼の主著「芸術論集」や「新芸術論集」は同時代の美術運動の展開を理論的に支える役割を担いました。

晩年は、宗教的な主題に取り組み、宗教画の復権に力を注ぎます。

1900年頃からはピュヴィ・ド・シュヴァンヌの絵画に傾倒し、大規模な装飾画を手掛けるようになりました。

1932年、彼は美術アカデミーの会員に指名されるにまで至ります。 

 


前画面へ