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古典主義の巨匠の1人であるラファエル・コランは1850年にパリで生まれました。
成長すると彼はエコール・デ・バザールに入学します。
そしてそこでバスティアン=ルパージュと級友になりました。
卒業後はパリに戻り、古典主義の巨匠ウィリアム・アドルフ・ブグローに師事します。
その後はまた古典の巨匠であるカバネルのアトリエに入門し、そこで再びルパージュと同門になりました。
そしてコルモンやモローらとも知り合いになります。
1873年から75年にかけてサロンに作品をサロンに出品しました。
1889年のパリ万国博覧会、1894年のアントワープ国際博覧会にも出品し、そこでグランプリに選ばれます。
その功績が認められ、1899年にはレジオン・ドヌール勲章のオフィシエを受章し、1909年には学士院会員に推挙されました。
コランはまた古代のテラコッタによる器物や日本製の陶磁器の蒐集家でもありました。
1872年から89年にかけては自身でも陶器の装飾を試みており、デックにより製造された陶器画は好評を博しました。
彼は装飾壁画の制作も手がけました。
1889年のソルボンヌ大学の壁画、1891年のオデオン劇場の天井画、1898年から翌年にかけたオペラ・コミック座の壁画が代表的な例です。
美術家としてだけでなく、彼は教育者としても才能がありました。
日本近代画家を代表する黒田清輝や岡田三郎助、和田英作らが彼の門下生です。
彼らはコランを通してフランス絵画を学び、それを日本へ移入しました。
コランは日本近代洋画の黎明期に大きな影響を与えた重要な画家であったです。 |